『いつまでも悩んでしまう。。。』  
JoBridge飯田橋 スタッフの原です。
 
 
今日は悩み方について書いてみたいと思います。
日常的に利用者さんの話を聞いていると、
上手に悩む人とそうできない人がいるようです。
 
 
 
確かに人は答えのないことを考え続けることもあります。
何のために生きるのかとか、正義とは何かとか…。
そういうことを深く思案することで、
改めて自らの生き方を見つめ直したり、
価値観を明確にすることは大切だと思います。
 
 
 
しかし、過去の失敗で味わった不快感
(羞恥、焦燥、怒りなど)や、未来への不安感
(失敗したらどうしようという気持ちなど)を、
くり返して何度も何度も心に呼び起こしても
良い効果はないと思います。
 
 
 
自分の力でどうにもならないことなのに、
それをずっと考えてしまうのは、
虚しい悩みだと思います。
 
 
 
それはもう悩みとは言えず、
ぐるぐる思考の迷宮にハマり込んでいるだけです。
一刻も早くその状態に気づき、
意識的にそこから抜け出した方がいいと思います。
 
 
 
ぐるぐる思考からなかなか抜け出せない人は、
例えば場所を移動するとか、他の行動に没頭するなど、
行動を変えてみることをお勧めします。
 
 
 
または、他人になったつもりで考え直すのも良いと
思います。
自分が憧れている人物(実在の人物はもちろん、
好きな映画や漫画のヒーローでも良い)だったら、
この状況をどう捉えるか、どんな行動や言動をするかと想像してみると、マイナス思考の無限ループから抜け出せる
のではないでしょうか。
 
 

 
では、実になる悩みとは何でしょうか。
それは、悩む内容を自分の力で変えられることに限定し、
自分のどんな行動でどのように現状が変化するのかを
具体的に考えることです。ここで問題なのが、
自分の力で変えられることと、そうでないことの選別
です。
 
 
 
では、例題です。
下記内容は、自分の力で変えられますか、
それとも変えられませんか。
 1.相手が自分の気持ちを察するかどうか
 2.自分が面接で緊張するかかどうか
 
 
 
答えは、どちらも自分の力では変えられません。
ですから、それ自体について考え続けても、
虚しい悩みになります。
 
 
 
実になる悩み方としては、
例えば1の場合、自分の気持ちを理解してもらうためには
何と言えばいいかを考えます。
 
 
 
相手が自分の気持ちを察するかどうかは
相手の自由ですから、察してもらえない場合は
自分が行動するしかありません。
 
 
 
2の場合は、緊張しても面接を成功させるには、
どんな対策があるかを考えます。伝えたいこと、
質問したいことを予めしっかり準備することで、
面接は乗り切れると思います。
そもそも目的は緊張しないことではなく、
面接に通ることですから。
 
 
 
かく言う私も、
気がつくと虚しい悩みに陥っていることがあります。
そして、はたと我に返って実のある悩みに
シフトチェンジします。
 
   

繰り返しになりますが、大切なのは、
早く気づいて切り替えることです。
人生100年時代とはいうものの、
虚しい悩みに費やすのはもったいないです。
 
 
 
実のある悩み方をして、一つずつ課題を解決しましょう。
 
 

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