『うつ病と食事(脂肪酸編)』
JoBridge飯田橋の渡部です。
 
 
今回は、うつ病は脂肪酸に関係しているのか?
について書きたいと思います。
 
 
 
エネルギー源の一つである脂質の主な構成成分は、
脂肪酸です。脂肪酸は、大きく分けると
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。
不飽和脂肪酸はいくつかに分けられており、
EPAとDHAはその中のn-3系脂肪酸の一種です。
 
 
 
EPA(エイコサペンタエン酸)、
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、
「血液がサラサラ(になるから良い)」や「頭がよくなる」
とよく謳われている。
 
 
 
「血液がサラサラ」は、血液凝固を防ぎ血栓が
できにくくなるという効果です。
他方、特にDHAの効果として「頭がよくなる」といった
言説が謳われていますが、その根拠としてDHAにはアルツハイマーや認知症、物忘れ、うつ病への効果があるとの研究が切り取られて伝わっていることが推察されています。
 
 
 
現在のところそれらへの医学的なエビデンスは乏しく、
認知症などへの効果ははっきりと認められていないのが
事実なのです。
 
 
しかし、フィンランドの3204人の成人を対象にした調査
によれば、魚を食べない人々(群)と魚を良く食べる群と
比較して、うつ病の患者率が高かった(1.3倍)という報告があります。
 
 
 
だから、あながち無関係ではないとはいえるようです。
そうすると、やはり日本の本来の食文化はとても
理にかなっていたと私は思います。
 
 
 
また、私は思いました。
「血液さらさら」なら、脳内へセロトニンとかの精神安定
物質が効率よく神経細胞に運ばれるのではないか?と
 
 
 
因みに、さば、まぐろ、さんま、いわしなどにEPA、DHAが、多く含まれているので食事の参考にしてくだ
さい。
 
 
 
昨年、「食生活とうつ病」の講演を外部講師の方をお呼び
してプログラムを行ったことがあります。
今年もそろそろやろうかなぁ~。
 
 
 
 
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