こんにちは。
JoBridge飯田橋の渡部です。

先日、定着面談にいきました。
昨秋、入社した方で、主に特別養護老人ホームのクリーニングを行っています。
とても仕事が丁寧な方で、時間があればあるほど実直に行う性格の方です。
仕事も慣れてきて、月1の状況確認でも変化がなかったので安心していたのですが、
ある日、親御様から最近、休みがちになっていると連絡を頂き、
急遽、定着面談に行ってまいりました。

発達障害をお持ちのその方は、上長から「できる範囲でやってください」と言われると
“自分のできる範囲”と解釈されて、本来、行わなくても良い場所まで清掃してしまい、
疲れが溜まってしまっていました。
また、ちょうど担当の方が交代されていたために、その方の引継ぎが十分になされて
いませんでした。

面談では、上長の方も交えて、ゆっくり時間かけて三者でお話をさせて頂き、
上長の方にその方の障害特性を理解して頂き、疲れなく長く働ける方法を考えました。
そして、今後の働き方を三者の合意を得て見出すことができました。

年度の変わり目や人事異動のような配置転換などの環境の変化がある企業側が
多忙な時期は障害特性など引継ぎが円滑に対応して頂けないことがあります。
そのため、障害を持たれている方の“仕事上配慮すべき点”などは、
より丁寧によりきめ細かく配慮しなくてはいけないと痛感しました。

今回は、その方の親御さんから連絡をもらったために、早期対応ができました。
自分から意思を相手に上手く発信できない方に対しては、本人との定期的な連絡だけでなく
家族の方々とも連携しながらサポートしていくことが大切であると感じました。
そして、そのような連携を取り続けることが、
末永く働いていけることにつながるのであると思いました。

就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など、精神障害の方専門の就労移行支援~
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