『 交流分析で自分を知る 』
JoBridge飯田橋の内田です。
 
 
 
当事業所では交流分析プログラムを実施しています。
交流分析は1957年アメリカの精神科医
エリック・バーンによる病気や行動についての
理論体系と心理療法。
精神分析をわかりやすく発展させたものとして
評価されています。
 
 
 
交流分析では、私たちは内部に3つの部分を備えていて、
それにより人格が形成されると考えてます。
これを自我状態といい、
「思考、感情、行動様式を統合したシステム」と
定義されます。
何かが起こると、3つの自我状態うちのどれかが強く
反応し、その反応がその人特有の思考や行動パターン
となります。
 
 
交流分析 3つ(5つ)の自我状態
 
 
 
 
親の自我状態(Parent )
 
養育者の考え方や、行動、感じ方を取り入れた部分。
CP:(Critical Parent)批判的な親
   批判、非難、叱責を行う。良心や理想とも
   深く関わり、生きていくために
   必要なルールを教え、厳しい面を示す部分。
 
 
NP:(Nurturing Parent)養育的な親
   同情的、保護的、養育的。子供の成長を助ける
   母親のような部分。
   相手が援助を必要とする時に、親身になって
   面倒を見たり、温かく接する。
 
 
大人の自我状態(Adult)
 
状況に応じた最も適応的な考え方や気持ち、
ふるまいを行う部分です。
過去の知識や経験を参考にして、
評価、修正、推測しながら行動に移すなど、
冷静な計算に基づいて機能する。
 
 
感情に支配されない冷静な部分だが、
精神的に成熟しているという意味ではない。
 
 
 
 
子の自我状態(Child)
 
 
子供時代に実際に感じたり、
行動したのと同じような感情や行動を示す部分。
生来的なものと、人生早期に親に対応するために
身につけた反応様式も含まれる。
 
 
FC:(Active Child)活発な子供
    誰にも拘束されず自然にふるまう部分で、
    親の教育の影響を受けていない。
  
AC: (Adapted Child)従順な子供
    自分をしつけたり、教育しようとした
    親に順応している部分。
    子どもは養育者の愛情を失わないために、
    自然の自分を抑えて相手の枠に
    収まるべく反応する。
 
 
現在の自分の性格のクセを把握し、
長所を活かす方法、短所を補う方法を作りだすために
エゴグラム診断を利用者さんにやってもらいました。
 
 
エゴグラム診断の結果は、高ければ良い、
低ければ悪いという類の物ではなく
どのような状態であれ長所と短所が存在します。
 
 
その上で自分自身のことや、人と人との間で
何が起こっているのかを知っていただき、
就職のみならず今後の人生に役立ていただきたいと
思っております。
 
 
 
 
 
     動いた分、新しい自分になる!
   就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
  ~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
  ~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~