『 蝉の声、私の声 』
JoBridge飯田橋 スタッフの原です。
私は、どちらかと言えば、声が大きくてよく通る方です。
その上更に声が高いので、JoBridgeでは私の声が他のテ
ーブルの話の邪魔になると、よく他のスタッフから注意さ
れるほどです。
しかし、そんな私なのですが、携帯電話で
お店の予約などを入れる際に「お客様、少々お電話が遠い
ようですが…」と言われてしまいます。
自分の声は大きいはずなので、電話でそう言われるのは
私のスマホが古いからだと思っていました。
(もう6年くらい使っている化石のような機種なのです)
ところが、昨日テレビを見ていたら、「セミの鳴き声は携
帯電話を通すと聞こえない」という話がありました。スマ
ホを始めとした携帯電話は、対応している音の周波数がお
よそ300Hz~3,500Hzとなっているのに対し、セミや鈴
虫の鳴き声は一般的に4,000Hz以上と高いため、携帯電
話を通すと聞こえないそうです。
ですから、蝉がミンミン
と鳴くうるさい所で電話しても、通話相手には蝉の声は全
く聞こえないのです。
その番組では、ピアノでも実験して
くれました。鍵盤の中央あたりのドレミファソラシドの音
は携帯越しでも良く聞こえるのですが、右端の高音は携帯
電話を通すと「タン、タン」と鍵盤を叩く音しか聞こえま
せんでした。
そうです。私の声は携帯電話で拾えないほどに高音域だっ
たのです。時々、アニメ声とか、モスキート音とか、から
かわれてネタにされていました。
数十年ぶりに会った人か
ら、顔よりも声でわかったと言われるほど、ちょっと特徴
的な高い声かなと思っていましたが…そうですか、蝉です
か。鈴虫ですか。そのチームでしたか。
何だかちょっとショックで、「早く人間になりたーい」と
いう昔のアニメの名ゼリフが思い浮かんだりして、切ない
発見でした。
しかし、これも一つの自己理解。受け止めて
いきます。そして、今度から電話ではなるべくハスキーな
声で話そうと思います。
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
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