JoBridge飯田橋の原です。
 
 
 
風邪をひきました。。。
過去10年くらい記憶にないほど重症でした。
 
 
 
私は普段すこぶる健康なたちで、めったに風邪はひかないので、
本当に珍しいことでした。
でも、1年前にもインフルエンザに罹ったので、
加齢とともに抵抗力が弱まっているのかもしれませんね(悲)
 
 
 
今日の話題はその風邪自体のことではなく、
「体調不良になると心掛けが良くなる」という
私の持論についてです。
みなさんは、体調が悪くなったり辛い出来事の直後に、
怠惰な気持ちが萎えて真面目になったという経験はありませんか?
私には何度もその実感があります。
 
 
 
私は昨年の大みそかに発熱し、厚着して安静に過ごすうち、
ふと思い立って何年も放置していた書類やポイントカード
などを整理しました。それも嫌々ではなく、
大変清らかな気持ちで粛々と行うことができました。
 
 
 
その後も、ソファで毛布に包まりながら、
セーターや靴下の毛玉を延々と取り続けました。
次々に毛玉が取れて綺麗になる靴下を見つめながら、
「なぜ具合の悪い今にかぎって、こんなことをしているのだろう」
と思っていました。
 
 
 
私はこれを「煩悩が働かない状態」と呼んでいます。
煩悩とは人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする
心のはたらきのことですが、この煩悩も健康でなければ
活発に機能しないように感じるのです。
 
 
 
健康な時には面倒で後回しにしていたことも、
風邪で具合が悪い時にはきちんとやろうという気持ちになります。
尚、早朝に起きてぼーっとしてる時にも似たような状態になるので、
面倒な仕事を片付けるには早起きに限ります。
 
 
 
 
 
 
ところで、JoBridgeの利用者さんの中には
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の方がいて、片付けられない、
考えがまとまらない、本を読んでも集中できないという
症状を良く聞きます。
 
 
 
そして、薬が合うと「急に集中できるようになった」と
変化を喜んで報告してくれます。
なかなか利用者さんの症状を実感することはできませんが、
健康で煩悩がバリバリ働いているときの自分と、
体調が悪くて心安らかに雑事に集中できる自分とを比較してみて、
何となく「こんな感じなのかな」と想像してみたりします。
(全然違うかもしれませんが)
 
 
 
しかし、煩悩は意欲やひらめきなどを伴う感もあり、
ずっと働かなければいい訳でもないと思います。
ただ、健康な日常において、膨大な情報を浴びながら
他人の評価を気にして暮らしていると、
煩悩がどんどん膨張するのではないでしょうか。
 
 
 
たまに健康を害するのは、「そろそろ休みなさいよ」
という天の啓示なのかもしれません。
みんなが除夜の鐘を聴いて煩悩を払う代わりに、
私は風邪をひいて煩悩を退けました。
 
 
 
年始もしばらく寝込んでいたので、
今日の私の心はまだ清らかです(笑)
そんな私ですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 
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