JoBridge飯田橋 スタッフの原です。
 
 
 
私はビジネスマナーのプログラムを担当しているため、
就活中の利用者さんから、メールや書類送付状の文面
チェックを頼まれることがあります。
 
 
 
そこでよく気になるのが
「させていただく」という表現の多用です。極端な例にな
ると、『貴社の求人案件に応募させていただきたく、書類
を送付させていただきます』と1つの文中に2回も出てき
ます。
 


 
 
「させていただく」の使い方としては、
➀許可や依頼を引き受ける場合に、【僭越ながら若輩の私
が謹んで】という謙ったニュアンスを伴う回答です。意味
としては「してあげる」です。
 
 
 
②許可も依頼も受けていない場合に用いると、一方的な宣
言の働きがあります。「もう、辞めさせていただきます!」
という感じです。【もう決断しました。取りつく島もあり
ませんよ】というニュアンスを含みます。
 
 
 
ですから、許可や依頼のない状況では②の意味合いが強く
なってしまい、要注意です。本人は謙っているつもりが、
正しい日本語の観点からは、慇懃無礼な表現になってしま
うのです。
 
 
 
「させていただく」は、たいていの場合「いた
す(致す)」で言い換えられます。ですから、冒頭に挙げ
た例では、『貴社の求人案件への応募を希望しております。
書類をご送付いたしますので、ご査収ください』となり
ます。ご参考までに。
 
 


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