JoBridge飯田橋 スタッフの原です。
 
 
先日、ビジネスマナーのプログラムで
「身だしなみ」について取り上げました。
その中で、有名な『メラビアンの法則』を
紹介したところ、参加者の反響が大きかったのでご紹介します。
 
 
 
■メラビアンの法則
第一印象を決定づける要素
1.見た目(視覚情報)…55%
2.声(聴覚情報)………38%
3.言葉(言語情報) ……7%
 
 


 
メラビアンによると、
第一印象が形成されるまでの所要時間は3~5秒ほどだそうです。
私はかつて他の研修で7秒と教わったような記憶もありますが、
いずれにせよごく短い時間に過ぎません。
 
 
 
そんな一瞬では言葉を言い終わらないでしょうから、
見た目(身だしなみ、表情、しぐさ)と
声(大きさ、速さ、トーン)くらいしか情報として
機能しないのでしょう。
 
 
 
さてさて、そうなってくると就職面接の際も、
「〇〇と申します。本日はよろしくお願いします」と
言い終わるころには、第一印象が確定していることになります。
 
   

採否は第一印象だけで決まるわけではありませんが、
とはいえ疎かにもできません。
経歴は変えられませんし、
面接で緊張するかどうかもコントロールはできません。
 
 
 
しかし、見た目はすぐに変えられます。
大切なのは印象の良さであり、顔の造作や体形ではありません。
逆に言えば、顔立ちが端正でも表情や身だしなみでその良さを
台無しにしている人もいます。
 
 

髪型やスーツを清潔感のあるものに整え、姿勢を正し、
明るい表情ができれば印象は格段に良くなります。
自分で見ても面接に臨む自信が湧くと思います。
 
 
 
◆コンプレックスのカバー
誰にでも自分の外見に対して多少のコンプレックスはあるものです。
それを客観的に捉え、うまくカバーすることが重要です。
例えば、痩せすぎで不健康に見える人は貧相に見えない
ジャケットのサイズや形を選ぶ、暗い印象の人はネクタイで
明るさや個性を演出するなどの工夫です。
 
 
 
◆脱・リクルートスーツ
中途採用では、ダークスーツに白ワイシャツのいわゆるリクルートスーツ
に拘る必要はありません。むしろ、年齢が上がるとリクルートスーツは
違和感が生じますので、自分に似合うビジネススタイルの方が好感が持てます。
 
 
 
志望する業種や会社にもよりますが、男性であればワイシャツは
薄いブルーなども許容範囲です。女性であればインナーをニットにしたり、
スーツの色をベージュなどの明るい色にするのも良いと思います。
 
 
 
◆明るい表情
JoBridgeの利用者の中には、自分の表情を自覚できない方や、
真剣になると怖い顔になってしまう方がいます。
ですから、そういう方々こそ、面接官が部屋に入ってきた瞬間を
第一ゴールとして、会心の笑顔が出せるよう練習すると良いと思います。
 
 
 
これがうまくできれば相手の気持ちもほぐれますので、
出会いの数秒で面接の雰囲気を和やかにすることができます。
その後は志望動機や障害特性などの込み入った話になって、
多少表情がこわばっても大丈夫です。
 
   

面接は裁判でも記者会見でもありません。
あくまでも会話の場です。短い時間で会話が弾むかどうかには、
応募者側も一役を担っています。
 
 
 
また、初対面で好印象を抱かれるようになれば、
面接に限らず今後のあらゆる人間関係の助けになるはずです。
さぁ、鏡に向かって身だしなみを整え、会心の笑顔を練習しましょう。
 
 
 


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