JoBridge飯田橋の木口です。
今週は「音声情報をメモする」という
プログラムについてご紹介いたします。
今回の「音声情報をメモする」ではスタッフが話す、
仮想の電話での会話(伝言)を聞いて、メモを取り、
改めて人に渡す伝言メモを作成するというものです。
過去のプログラムで、電話応対の練習をした参加者の方も
いらっしゃったので、今回は写真の様に、
伝言メモをわかりやすく書く練習も兼ねて行っていました。
ここでは、内容を正しく聞き取ることのほかに、
誰に宛てた伝言メモか分かるよう、
宛先をメモの最初に書いたり、
重要な項目には色をつけたりして目立たせるなど、
見やすい伝言メモが作れる小技を確認しました。
最初は、短い内容の伝言だったのが、
最後は少し長めの伝言となりました。
しかし、皆さん回数を重ねるごとにポイントを押さえて、
わかりやすく伝言メモを作成できるようになっていました。
仕事をしていると、
業務の指示を口頭で受けることがよくあります。
そのときに、業務を遂行するために内容を理解して、
指示を正確にメモに残すといった行動が求められます。
しかし、障害の特性上、
入り組んだ会話の内容を瞬時に理解をしたり、
人に伝えられるようにまとめたりすることが
苦手な方もいらっしゃいます。
もちろん、このことは就労場面において、
配慮される事項ではありますが、
配慮をお願いするにあたり、
自分が企業に対してどのぐらいの配慮を
求めたら良いのか知るために、少し辛いですが苦手なことにも
挑戦をする必要があります。
苦手と感じていることを、
落ち着いた環境で改めて確認すること、
また支援者がその様子を見てどう感じたのかという
フィードバックを受けることによって、
より自分の特性が明確になります。
苦手なことに挑戦するのは
気が進まないことかもしれません。
今回の参加者の方の中にも苦手意識を
持っている方もいらっしゃいました。
しかし、果敢に挑戦をしていただき、
プログラムに最後までついてきていらっしゃいました。
このような経験を乗り越えていくと、
就労した際に今よりも少し自分に対して
自信が持てるのではないでしょうか?
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
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