こんにちは。
JoBridge飯田橋の渡部です。
 
 
通所している方のお話をしたいと思います。
 
 
Aさんの病名はADHD(注意欠陥多動性障害)。
日頃から不注意なことが多く記録表に対してミスが多い。
集中力が持続せず、継続的に一つの物事に取り組む
ことができない。
 
 
 
どのようなことが生じうるかあまり深く考えずに、
すぐに行動に移す衝動性が強く、
他者の話に口を出してしまたり、
じっとしていることができずに、
絶えず動いている状態(多動性)に陥り、
周りを気にせず大声で話していました。
 
 
 
何度も、話し合いを設けて納得してもらってもダメ。
いろんなプログラムを受けても実践できない。
どうしたら良いか悩んでいました。
 
 


 


ある日のこと、話の成り行き上、薬の話を
したところ、本人曰く、
「医者から処方されているが、副作用がひどいので
飲んでいないです。」と
 
 
 
医師と相談して薬を変えるか、副作用が落ち着くまで
飲みなさいと何度も何度も言いました。
本人、嫌々、薬を飲んでくれることになり、
最初は、副作用の影響で食欲不振や頭がぼーっと
したりしてプログラムが身に入りませんでした。
 
 
 
しかし、3週間くらい経ったある日の事、
Aさんの目の前で他の利用者さんと話をしてい居ても
Aさんは見向きもせず、集中してPC操作をしていました。
私は驚いて、Aさんに「どうしたの?気にならないの?」
と聞いてみました。
 
 
 
そうしたら、Aさんは「最近、周りの事があまり気に
ならなくなってきたのです。」と
私は、薬が効いたのだ!これで多動性も不注意も
軽減されると思いました。
そして、1ヵ月後、Aさんは見事、内定を勝ち取りました。
 
 
 
一人でいたら薬も飲まず、病状を悪化させていたAさん
JoBridge飯田橋でスタッフから再三、言われて、
その障害特性を自己理解したから薬を服用することに
なりました。
 
 
 
もし、一人でいたら、疾病理解できずに悶々と就活で
悩んでいたかもしれません。
それはとっても悲しいことです。
私は就労支援員の存在意義を実感しました。
 
 
 
 
 


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         就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
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