JoBridge飯田橋の髙木です。

 

日経産業新聞の就職活動の記事に、
次のようなくだりがありました。


面接に臨むことになった場合、
そこで最も重視されるのは、
志望動機ではないとのことです。

 

面接で重視ポイントとして、一番に選ばれたのが、
「コミュニケーション力」です。
数値でいうと、企業様の92%がこれを挙げられていました。
2位である「入社への熱意」35「%を大きく引き離した形です。


コミュニケーション力が1番に選ばれました理由には、

「自然な会話が成り立つと、内容の前にまず好印象」
「目を合わせない学生は印象がよくない」など
面接時の接点の中で、顧客とのやり取りのイメージを
すでに企業側は想起しているようです。

 

アメリカの心理学者である、アルバート・メラビアン
はコミュニ―ケーションには三つの要素があると唱え
ています。これがいわゆる「メラビアンの法則」という
有名な説です。

 

その内容は、”言葉”がメッセージ伝達に関わる割合は7%
という結果で、聴覚に訴える声のトーンや口調が38%、
ボディーランゲージが55%であったというものです。

 

このいわゆる「メラビアンの法則」は、多くのビジネス書や
自己啓発書に取り上げられているところですが、残念ながら、
その内容は、メラビアンのが調査を通して提唱したものと
大きく乖離(かいり)がされてしまい、喧伝されている
様子が度々見受けられます。

 

例えば、どのようなコミュニケーションの場においても、
ボディーランゲージのような、「非言語コミュニケーション」
が大半の意味を持つと理解する場合などです。

 

しかしながら、
コミュニケーションにおいての非言語の部分に
ついては、全く意味をなさないというものではなくて、
他者との関わりにおいて、相手に好意的な印象を与えるという、
コミュニケーションの構築に関する意味においては、
やはり、非言語コミュニケーションの持つ意味は重要と言えます。

 

他者との会話の時、また、自身の発表の時など、ジェスチャーや
言葉のイントネーションに工夫、アイコンタクトを交え変化をい
れることで、相手からの注目、すなわち関心はより増すことができます。

 

それとともに、話を聞く側の姿勢、相槌をうったり
「私は関心を持って聞いています」という態度を話し手に伝わる
形で示すことが何よりも肝要と言えます。
それが、就活における自己PRなどにもよく用いられる「傾聴力」です。

 

私どもの事業所では、SSTやコミュニケーションゲームなどはもちろん、
様々なプログラムを通して学んでいます。それとともに、事業所の掃除
の時間でのやり取りのなど、多様な場面でコミュニケーション能力
(「アサーティブな発信力」や「傾聴力」)を通所する中で培う機会が
あります。

 

この「非言語コミュニケーション」が、自然と有効に活用できるように
なると、コミュニケーションをよりアサーティブなもの変質でき、相手
への印象を良いものとして抱かせることができます。

 

ぜひ、「非言語コミュニケーション」の重要性、
理解していただければと存じます。

 

 

 


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