JoBridge飯田橋 スタッフの木口です。
JoBridgeでは、キャリア形成支援のための
プログラムが充実しています。
その中で、個々のトレーニングとしても、
利用者同士のコミュニケーション促進としても
有効と感じているものに「キャリア選択ゲーム」
があります。
3、4人のグループで、1人の架空のキャラクターの
キャリアプランを考えるというものです。
キャラクターには、くじ引きで3つのスキルと
2つの性格が割り当てられます。
例えば、
スキル:記憶力/マネジメント力/料理
性格:素直(反面、主体性がない)/
情熱的(反面、怒りっぽい)のような感じです。
これに名前、年齢、性別を設定して、
10年後の目標を決めます
(例えば、有名シェフになってミシュランで三ツ星をとるなど)。
そして、それまでの10年間にどのような行動をするのか
キャリアプランを立てるというゲーム(ワーク)です。
このゲームの良いところは、
ワイワイ数名で話し合ううちに
夢のある目標が見つかるところです。
先日は、「総理大臣になる」「ノーベル平和賞を受賞する」
という目標になりました。
利用者の多くは将来に対して悲観的な思いを抱えているので、
例えゲームでも明るく拓ける未来について
考える時間を持つことは、心の癖を解くと思います。
そして、明るい未来について自由に話し合うことで、
お互いの考えや好みについて自然と共有することができて
コミュニケーションが深まります。
そして、何よりも10年間の行動プランを考えるという
プロセスは、実際のキャリアデザインと全く同じです。
目標に到達するまでの階段を設計し、
時間をかけて着実にキャリアを形成していくという
考え方を学ぶことができます。
実際のキャリア形成には偶然による作用も大きいですが、
それでも主体性をもって選択し、決断することは必要です。
自分の仕事や人生を「運命に流されて到達するもの」ではなく
「自分で計画して切り拓くもの」だと捉えてほしい、
そんな思いを込めて作ったゲームです。
動いた分、自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~