JoBridge飯田橋の髙木です。


新学期も始まり、例年では新品のランドセルを
初々しく背負った新入生の子どもを見かけます。
ランドセルの色は、かつての黒と赤の二色での
時代とは異なり、まるで花壇のような、華やか
な色たちが、通学路を彩ります。

 

そして、この”ランドセル事情”は、更なる世界を
向いていました。キーワードは『優しさ』です。

 

 

 

 

都内の大きな書店に行くと、学習参考書と共に、
学校教材である教科書も販売されています。そして
眺めているとある傾向に気が付きます。それは、
”厚さ(ページ量)”と”カラー化”という点です。

 

ページを開いてみると、随所に可愛らしいイラスト
が用いられ、子どもに親しみを持たせることに、
作り手の工夫が感じられます。そしてもう一つ
感じましたのは、ずっしりと来る”教科書の重さ”です。

 


実はこの教科書の重さの問題については、国会でも
質問されております。そこで引用されているデータ
によれば、「約40年前の小学三年生の教科書、国語、
算数、理科、社会が約990グラム程なのに対し2018
年現在は計約2150グラム程」となんと2キロを超える
かなりの重さです。

 

また、2020年に至ってもなお
この重さは増加傾向にあり、これほどの重さを毎日、
背負うとなると、子どもたちの身体への負担は押して
図るばかりです。

 

 そして、ここで、キーワードとして登場するのが
『優しさ』になります。

 

フィットちゃんで有名な株式会社ハシモトが作りま
したのは「子どもの肩に優しいランドセル」で、年
を経るごとに段々と重くなる教科書を視野に入れた
ものでした。

 

それは、ベルトのクッションを厚くし、また様々な
部分で改良を施すことで、子どもへの負担が抑えら
れた、まさに『優しさ』の溢れ出るランドセルに仕
上がっているのです。

 

世の中の多くの”モノ”が、困っている、必要として
いる、あったらいいなと、その人の思いに応える形
で誕生しています。それは、いわゆる”黄金律(自
分がその人の立場に立って、して欲しいと思うこと
を行う)と言えると考えます。そしてそこでは、
相手に対して思いを馳せているのです。

 

子どもへの『優しさ』というキーワードから生まれた
ランドセルを、この度、考えていく中で、思いますに、
今般の新型コロナウイルス情勢は勿論のこと、その後
必ず訪れるイノベーションを考えましたとき、まさに
『優しさ』と『思いを馳せる』という点は、今後の
世の中のあらゆる部分で、肝要であり続けるものと
自覚するに至りました。

 

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