JoBridge飯田橋の渡部です。
 
 
今日は、どこまでが就労支援なのかを考えて
いきたいと思います。
  
 
突然、通所しなくなったAさん
3日間、連絡も取れず心配。
地域活動支援センターも本人と連絡は取れない。
私は、心配になり家庭訪問をしました。
 
 
“トン、トン、トン”
「渡部ですけど、Aさんいますか?」
私は何度も玄関の扉をたたきました。
それから数分が経過した時、家の中からAさんが
身ぎれいな姿で現れたのです。
私はホッとしました。
そして、私はAさんにゆっくり質問をしました。
「どうしたの?元気ないの?」
「・・・」黙っているAさん。
「何かあった?」
「・・・」沈黙を続けるAさん。
 
 
私はいろんな角度から話を切り込んでいきました。
10数分の時が流れ、やっとAさんの口から
声が出ました。
「いや、ちょっと・・・」
そこから徐々に口を開いてくれました。
  
 
話しをよく聞いてみると、Aさんは、亡くなった母親の
こと、家族関係、金銭面、社会に出てからの不安等々、
色々考えてしまい。「自分はダメ人間だ」と思い込み、
憂鬱で無気力になっていたのです。


 
 

社会不安障害で19年間引きこもりのAさん、
その中で就職したい家計を助けたいとの一心で
今、頑張って通所はしているものの、見るもの
すべてが新しく、人と接する機会もなかったので
情報量が多すぎて頭の中がパンク状態になって
いました。
 
 
 
これだけのことを考えると就労移行のフェーズでは
なく。生活支援から始めた方が良いのでは?と
思ってしまうのは、当然のことと思います。
 
 
 
しかし、私はこう思います。
今回のケースは、就労移行支援の領域を超えて
いますが、しかし、一人の人間が、「働きたい!」という
希望を持ち行動しようとするとき、その支えになるのが、
就労移行支援事業所の責務ではないか?と
そのために、医療機関や各関係機関と連携を取り合い
ながら、その方を総合的にサポートしていくならば
その方が、就職で来てより良い人生を送れる。と
 
 
 
 

動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
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