JoBridge飯田橋の髙木です。
自分にとって嫌なことが起きたとき、その問題と
向き合うことを避けて、逃避といえる代替行動に移る。
そうしたことは誰にでも経験があります。
例えば、学校のテストが目前に迫る中、いい点数を取
らなければならないというプレッシャーが、テスト勉
強からの逃避ともいえる代替行動をもたらせます。
いま必要なのは、テスト勉強のはずであるのにも
かかわらず、突然に部屋の片づけを始める。
ちょっと息抜きと、取り留めのない理由で漫画を読み
はじめ、気が付けば、窓の外の満月は夜空を高く昇り、
夜はどっぷりと更けていた。
私たちは、自然と目の前のネガティブなことから避ける
代替行動を取ってしまいます。
しかし、テスト勉強でいえば、部屋の片づけや息抜きに
漫画を読んだからって、テストの点数が上がることは、
基本的にはありません。
それは単純な話、テストの点数を上げるために必要な
ことは、テストで出題される範囲の勉強をすることと
いえます。
そこでこれを、認知行動療法であり、“受容”、そして
“行動”にフォーカスする、『ACT』に当てはめまして考
えてみます。
プレッシャーを感じるテストは、嫌なことであって、
このことから逃避するために代替行動である、漫画を
読み始めるなどの行動を取ります。
結果、嫌な気持ちはそのときに紛らわすことができても、
目の前のテストに対しては、自分自身、何ら変わっては
いません。
そこで、良い点数を取らなければならないという、テス
トへのプレッシャーに対して、まずはありのまま“受容”
し現実を受け入れます。
そして、受け入れたものを考えていくと、良い点数を
取るためにはテスト勉強が必要で、また、今までとは
違った学習の方法を取ることで、点数が上がるのでは
ないだろうかと考えます。
そして、考えたことをもとに、“行動”へと移るのです。
“行動”へと移った事実は、新しい結果を生み出し、
こうしたループが、自分自身を成長へと導くことに
なります。
日々送る中で、どうしても抜け出すことができない、
負のスパイラルに自分自身が陥ってしまっているとき、
そこから抜け出て、成長のスパイラルへと上って行く
のに必要なこと。
それは現実を真摯に受け止める“受容”(ACTでは創造
的絶望といいます)、そして、受け止めた後の“行動”が
必要です。
そして、“行動”した後には、今までにない新しい世界
が開けております。
新しい世界の中で、より良いものへと成長の階段を
駆け上がって行くのです!
動いた分、新しい自分になる!
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