『 統合失調症と上手につきあうため 』

JoBridge飯田橋の渡部です。
 
 
 
統合失調症はおよそ100人に1人が発症する
決して珍しくない病気です。
 
 
 
統合失調症の症状で幻覚、幻聴、意欲の低下、
認知機能の低下に悩まされている人も少なくありません。
 
 
 
しかし働くことで社会に参加することは、
統合失調症で働きにくさを感じる人にとっても
人生の生きがいや喜びに繋がります。
 
 
 
症状に合わせた働き方や職場環境を選ぶことで
働きやすくなります。今回は働き方や職場環境を
選ぶポイントをお伝えします。
 

 
 
統合失調症には大きく分けて3タイプの症状があります。

■陽性症状・・・「あるはずのないものが現れる症状」 
■陰性症状・・・「感情表現が乏しくなったり、意欲が低下する症状」
■認知機能障害・・・「判断力・記憶力・理解力などの認知
機能が低下する症状」
 
 
 
統合失調症の症状の多くは仕事をするうえで働きづらさを
感じてしまう原因になります。働きづらくなってしまう
統合失調症の方が悩む大きな3つの理由はあります
 
 
 
1「疲れやすい」2「やる気がないと思われやすいこと」
「3周囲が気になりすぎて集中できなくなること」の3点が
主な統合失調症の働きづらさの原因です。
 
 
 
これらの働きづらさの原因は単独ではなく時には複合要因と
して表面化します。これらの原因を緩和できる対策を立てる
ことが統合失調症の人が働くポイントにもなります。
 
 
 
では、これらの悩みを解決できるような職場環境と仕事を
選ぶためにはどうしたら良いのか?次のポイントを上げた
いと思います。
 
 
 
★小さなステップで成功体験を積み重ねる
「認知機能障害」では判断力・記憶力・理解力が低下
します。そして必要な情報の取捨選択が難しくなって
しまいます。
 
 
 
いきなり新しい仕事をまとめて引き受け、一度にこなすのは
難しいと思います。そこで小さなステップで少しずつ出来る
ことを増やしていける仕事をおすすめします。
 
 
 
例えばコツコツと取り組める入力業務やファイリング等の
事務サポート、軽作業等です。小さなステップで少しずつ
出来ることを増やしていけば職場の人からも頑張っている
姿が伝わりやすくなります。
 
 
 
また少しずつ仕事を覚えれば、一度に入ってくる情報量も
少なくて済みます。疲れやすさも軽減されるのではないで
しょうか。
 
 
 
他にも、短時間勤務も視野にいれる。
幻聴や妄想等の陽性症状がでる予兆を把握しておく。
質問や相談できる相手を職場の中で1人はあらかじめ決めて
おく。
 
 
 
が、職場選びのポイントとなるでしょう。
いずれにしても、統合失調症は人によって症状の現れ方も
重さも変わってきます。
 
 
 
だからこそポイントを掴んで、働きやすい職種や環境を
選べるようにしましょう。
そのために就労移行支援を利用することをお勧めします。
 
 

 
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