JoBridge飯田橋の髙木です。

できごと、事実の受け止め方は、その人の状態によって変わる。
このようにいわれています。これは、認知行動療法でも紹介されます
「ABC理論」というものです。

ABC理論によれば、A.「できごと・事実」は、B.「認知(捉え方)」
によって、C.「結果(感情や行動)」に至るとされます。

例えば、A.できごと「朝、職場へ出勤したときに先輩へあいさつを
したところ、先輩から返事は帰ってこず、無言のまま立ち去ってし
まった」、という場面を考えてみます。

この流れの中では、B.認知「先輩は私に怒っているのかもしれない」、
「…そういえば昨日、仕事のことで先輩に迷惑をかけてしまった気が
する」という捉え方が生じるとします。

すると、C.結果「先輩は私のことに愛想を尽かし、嫌いになってし
まった」、と思い至ってしまい、不安な気持ちになります。

しかし、見方を変えると、次のようにもいえます。
B.認知では、「先輩は急いでいたようだし、たまたま私の声が聞
こえなかったのだろう」。

C.結果「この件について、自分は特別気にしていないので、
いつもと同じスタンスでいればよい」。

したがって、C.結果は、B.認知の影響を強く受けているといえるのです。

B.認知にあたるものが自動思考と捉えることができ、認知行動療法
では自動思考を適応化させます。

この「ABC理論」の話は、JoBridge飯田橋でのプログラムであれば、
認知行動療法をはじめ、アサーション、アンガーマネジメントにて
触れ、自己理解を深める一助といたします。

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