Jobridge飯田橋の渡部です。
今日はストレス反応の仕組みについてお話したいと思います。

 


私たち人間が不安や恐怖を感じると、
まず脳の中央下部の左右に位置する扁桃体が興奮を始めます。

 

扁桃体がストレス反応を引き起こす引き金になるのです。
その扁桃体から「不安や恐怖に対処せよ」という指令が、
脳の視床下部という部分に伝えられます。

 

視床下部は大脳の奥深い場所にある間脳と呼ばれる部分に
あって、自律神経やホルモンの分泌、情報伝達に関わっています。

 

指令は次に副腎に届きます。すると副腎はストレスホルモンと
呼ばれる物質を分泌し始めます。副腎から分泌されたこれらの
ストレスホルモンは、血流にのって全身をかけ巡ります。

 

そうして、体内のさまざまな臓器に指令を伝えます。
指令は心臓にも伝わり、心拍数が増えて、血圧が上昇します。
その結果、「心臓がドキドキする」状態になるのです。

 


さらに、指令は自律神経にも伝えられます。
自律神経とは、交感神経と副交感神経を合わせた
神経系の総称である。

 

自律神経は体の隅々まで張り巡らされていて、臓器だけでなく、
末端の血管まで絡みつくようにして存在しています。

 

扁桃体からの指令を受けた自律神経は、全身の血管を
ぎゅっと締め上げます。その結果血管が細くなり、
血圧が急激に上昇すのです。

 

血中にストレスホルモンが増えると、血小板同士が結合し、
血液が固まりやすくなり、これに加えて、肝臓にため込まれている
糖分が、血液中に放出されるといった反応も起こるのです。

 

このように、ストレス反応は、多くの臓器や組織が関係する
複雑な反応であり、私たちの体の中では、知らず知らずのうちに、
さまざまなストレス反応が起きているのです。

 

如何でしたでしょうか?
ストレスは日常生活を行うだけでも、なってしまうのです。

 

次回は、それが慢性化すると大変なことになるということと
ストレスの対処法をお伝えしたいと思います。
 
 

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