JoBridge飯田橋の渡部です。
 
今、巷でよく言われているダイバーシティ。
響きはいいが、現実は違い、 障害者やLGBTの方を
企業は大きな心で受け入れてはくれない。
 
そんな中、Aさんは苦悩と戦っていた。
Aさんは元々、文章を書くことやレイアウトを作成するのが大好き。
なので、就職も出版関係を目指していた。
しかし、出版・印刷業界のオープン枠は狭き門。
また、求人票があっても単純作業で能力を発揮できることはほぼ皆無。
 
 
 
AさんがJoBridgeに来たときは、病状は重く活動も
ほとんど出来ない状態だった。
そのため、他のメンバーよりも時間をかけてプログラムを行っていた。
 
 
 
何度も就活を止めて治療に専念した方が良いと言われ通所を
中止するか否かと考えていた。
でも、「就職したい!」との気持ちが強く1年間で医師より
週30時間の許可を頂けるようになった。
そして、昨年暮れにはA新聞社で実習するようになり、
就職も出きるか?という段階までなった。
 
 
 
しかし、諸事情により、就職を断念。      
それでもAさんは諦めない。次はB出版で実習をして
高い評価を頂き内定が出るところまでいった。      
しかし、運命はいたずらで今回のコロナウイルスの拡大により
会社として今は採用より経営を存続していくことが優先されて、
内定取り消しになった。
流石のAさんも心が折れそうになった。
 
 
 
しかし、直ぐに前向きな気持ちを奮い起こし、
背水の陣との覚悟でC新聞社に応募をした。      
ここがダメなら、JoBridgeを辞めるとも決めていた。
書類選考兼一次面接を終えて、
実習選考にまでこぎ着けた。
 
 
 
しかしまた、コロナの影響で実習が途中で中止に。
もうダメかと思った時、C新聞社からオンライン面接のチャンスを頂いた。      
そして、Aさんの自宅で最終面接が行われた。
私は祈る気持ちで結果を待った。
 
 
 
1日、2日なかなか結果が来なかった。
そして、1週間が経ったある日の夜、AさんからSMSが私のところに届いた。
私は恐る恐るそれを開いた。内容は 「内定頂きました。」
私は喜び勇、Aさんへ電話した。
「やった!良かったね!諦めなかったから勝てたね!」
Aさんは嬉しそうに「はい、やりました!」と返事をくれた。
 
 
 
そして、Aさんは5月7日から晴れてC新聞社に入社する。
諦めない気持ちがあれば、どんな逆境でも勝利することができる!
私はそう確信した。
 
 
 
動いた分、新しい自分になる!
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