JoBridge飯田橋のスタッフの内田です。
 
 
 
作業療法のプログラムとして、スクラッチアートに
挑戦してもらいました。スクラッチアートは、
絵柄が書かれた黒いスクラッチシート
を専用のペンで削ります。
 
 
 
すると、削ったところは、
カラフルな線となって現れます。
絵柄の線に沿って細く削ったり、
色を多く出すために面積を
広く削ってみたりと、同じ絵柄を使っても、
人それぞれ出来
上がりに仕上がりが違ってくるところが
スクラッチアートの醍醐味です。



スクラッチアートは細い線をはみ出さないよう
注意をしながら削っていくので、知らず知らずの
うちに集中して作業をすることができます。
 
 
 
作業療法は集中して作業に取り組むと、
気持ちがすっきりするという点が良いところです。
長時間、集中して作業することが特性上、
苦手な方もいらっしゃいます。
 
 
 
そのような方には、どの程度であれば、
自分の集中力を保つことができるのか、
集中力がなくなってしまった時にどのように
リカバリーをするか、というトレーニングにもなります。
 
 
 
逆に、過集中気味になってしまう方は、自分自身で疲れの
サインに気付くための練習にもなります。
そのような特性がある方にとっては、集中しすぎて、疲れす
ぎないようにするトレーニングです。
 
 
 
疲れすぎる前に疲労のサインに気付く、スタッフが声がけを
したら休む、など自分をコントロールできるようになること
も安定した就労を目指すためには必要なスキルです。
 
 
 
楽しんで作業に取り組むことも、もちろん作業療法の目的で
はありますが、自分の特性に気付いて、対処方法を考える
きっかけも目的の一つとなっています。
 
 
 
このスクラッチアートは、もちろんインターネットで購入
することもできますが、書店でも購入が可能です。
書店では、塗り絵コーナーの近くに置いてあることが多い
です。
 
 
 
植物や仏像、キャラクターなど様々なモチーフのものが
売られていて、削るとどんな色が出てくるのだろう……と
想像するだけでも楽しい気分になります。書店ですと、
1000円~2000円ぐらいで入手することができます。
 
 
 
しかし、少し前から100円ショップでも購入することが
でき、気軽にスクラッチアートができます。
最初は100円ショップで挑戦をしてみるのもいいかもしれ
ませんね。
 
 
 
 


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