Jobridge飯田橋の渡部です。

3月1日
大学3年生の就職活動が始まった。

3月上旬
私は利用者さんと共に新宿にある
新卒応援ハローワークにいってきた。


 
 
 
そこでは、開所時間前に
長蛇の列があった。

髪の毛がぼさぼさの私服の男性、
スーツを着た小綺麗な女性、
みな、不安な装いでやってきていた。

でも、眼差しは真剣であった。
早く就職して社会に出たいとの思いが現れていた。

この数日前にある新聞に
「今年3月1日時点での内定獲得率は、
平成17年振りに向上」と書いてあったことを思い出した。

これは、東大、早慶などの一流大学では、
すでに就活が始まっている日本の悪い風習である。

しかし、一般の大学生は、3月より開始し
その年の6月には8割の大学生が内定を貰う
と言われている。
 
 
 
コロナ禍で第6波が来ている今でも
求職者は健在であるのは良いことである。
 
 
 
しかし、このような言葉もある。
「就職して1年続けられる人は、半分である」と
せっかく、就職してなぜ、続かないのか?
 
 
 
私が思うに、それは自分の信念・哲学がないからと思う。
 
 
 
大学に入学するまでは、
周りのみんなが大学に行くから、
親が大学をすすめるから、


と、自分がなくてもできる。

自分の希望はあっても、
何のために学ぶのか?
を探求しない。

自分の人生を真剣に自分の力で考えないからだと
私は思う。
 
 
 
自分を見つめること、
そして、自分の存在意義を確認すること

それは、人間の中で生きていかないと
見出せないものである。

都合よく、気の合う仲間しか自分の周囲に
置かないのであれば、世界感が広がらないし、
異文化を理解もできない。

大学では、意見の衝突は、日常茶飯事。
そのために、ディスカッション、ディベートがあり、
アサーションで他人に対して自分の意見を主張する。

しかし、コロナ禍で、他者とのコミュニケーションが
希薄となっている昨今、
リモート面接で、会社の人と肌感覚で会うこともない。

ましてや、自分をもたない人にとって、
どうして、自己分析ができるのか、
甚だ、疑問である。

私は、今の学生を卑下するわけではない。
今こそ、SNSの情報だけでなく、人に会って、
親や友達や先輩や学校の教職員などの意見を聞いてほしい。

その人間に揉まれる中で、自分が確立していくからだ。


社会に出たら、人間関係で、難しいこと、辛いこと、
悩むことはたくさんある。
社会に出てから人に揉まれる前に自分を鍛えて欲しい。


動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
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