こんにちは。
JoBridge飯田橋の上原です。

先日、夏目漱石の「こゝろ」を読みました。


みなさんは読んだことがありますか?
高校の時に国語の授業で習ったはずなのですが、
内容をほとんど覚えていなかったので(笑)
私は実質初めて読んだことになります。
とても感動したので、感想文をブログに載せたいと思います。

(ストーリーの中身に触れますので、まだ読んでいない方はご留意ください


物語の舞台は、明治の終わり頃。

主人公の大学生が、上京先で”先生”と出会い、
さまざまな時間を共にしながら人生を学んでいくことで話は始まります。

先生は、優秀な思想家でありながら、
その一方で人生をあきらめているような様子があり、
主人公はその理由に迫っていくのですが…

その全ては、地元に帰ったあと、
先生から届いた一通の手紙で知ることになります。

(ここからさらにストーリーの中身に触れますので、
知りたくない方は、ご覧にならないようお願いします)

手紙の内容では、
先生がした、親友への裏切りと、
その結果起きてしまったことに対し、自らを責め続けることで戒めとし、
そのまま一生涯を終えるまでの全てが綴られています。

その間に先生は、自分の最愛の伴侶と向き合うこともできず、
自分自身を愛すこともできず、
人生全てから心を閉ざし、苦しみ、罪、諦め、寂しさ
辛い感情全てを抱え人生を進んでいくのです。

私は、こんな悲しく、救いようのないことは
ないのではないかと思います。

どんなひどい過ちをしても、人を傷つけてしまっても、
自分を責め続けたり、自らを不幸させることは
しなくていいと思いました。
先生の人生は、とても辛いです。

周りからは、許してもらえないこともあるかもしれない。
でも自分だけは、自分を許してあげてもいい。

その難しさを、先生の手紙から学ぶことができました。
でも、改めて大切だということも学びました。

みなさんは、自分を許すこと、できていますか?




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