JoBridge飯田橋の内田です。
JoBridge飯田橋では、ビジネスの実践スキルにつながる
プログラムを提供しており、
その1つに「ファシリテーション」があります。
ファシリテーションとは、
ざっくり言うと会議の議事進行 ですが、
ただの司会ではなく、
参加者が意見を言いやすいよう場を活性化したり、
わかりにくい発言内容を言い換えたりと、
グループの合意形成を促進するための一連の行動をさします。
![](https://snabi.jp/uploads/blog_article_picture/202207/20/l_778ff599-f860-4d3c-adbf-e621e9c0d6e3.jpg)
仕事の中で重視されるスキルの1つがファシリテーションです。
会議をうまく進行できれば、関係者から的確なサポートや
有効なアイデアもらえますし、認識の齟齬が生じにくく、
時間も節約できます。
そして、「あの人とは仕事がやりやすい」
という印象を持たれますので、ビジネスにおける
大きな武器となります。
当時、会社の上司や先輩の中には、
鮮やかなファシリテーションを展開する方々がいて、
その手腕を盗んだり、こっそりビジネス書を読んだりして、
自分が主催する会議に備えたものでした。
とはいえ、障害者の就労移行支援トレーニングにおいて、
このようなスキルが必要とは考えていませんでした。
しかし、利用者同士で話し合うという経験は重要なので、
その種のプログラムは多くあります。
その中で、いつまで経っても合意に至らないことや、
全く意見がでないこと、話の流れがあらぬ方向に
向かうことなどが多々ありました。 始めのうち、
そういう事が苦手な人が来るところだから
仕方がないと考えていました。
内容は
❶会議の基本知識
…アジェンダ、ゴール設定、開始・終了時のコメント
❷アイデアを出す方法
…ブレーンストーミング、ポストイットなど
❸アイデアをまとめる方法
…グルーピング、スコアリングなど
❹議事録の書き方
という構成です。 プログラムの中で、
疑似会議を行いながら、
「話し合って合意形成するとはどういうことか」を
体感的に学んでいきます。
全員がこのプログラムを経験することによって、
利用者同士の話し合いが円滑に進むようになりました。
また、相手の意見を尊重することと、
自分が反対意見を表明することは同時に成立し、
相手を攻撃することにはならないという共通理解が生まれ、
日常的なコミュニケーションにおいても
率直でアサーティブな表現が増えました。
こう書くと、何やら難しいことのように感じるかもしれませんが、
実際にはワイワイ楽しみながら、
好き勝手な意見を出し合って疑似会議をします。
こういうプログラムを通して、
利用者同士の相互理解やコミュニケーションが深まっていきます。
今後も、就職後に役立つ実践的なプログラムを
たくさん 提供していきます。
![](https://snabi.jp/uploads/blog_article_picture/202207/20/l_aaff552d-f7cc-4054-a0fc-e9591a234987.jpg)
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~