こんにちは。
JoBridge飯田橋の上原です。

今回は、おすすめの本を紹介します。

『 発達障害サバイバルガイド
~「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47~ 』
という本です。

ADHD当事者である著者が、
自らの壮絶な失敗談をもとに、
「普通じゃないけど使える」生活術を紹介してくれています。

その生活術というのが、
とにかく具体的で、現実的に書かれています。
わかりやすく、たくさん紹介されているので、
いろんな事情の方にも試しやすいと思いました。

著者の失敗談はくすっと笑えるものもあって、
最後まで楽しく読み進めることができました。

ここからは、印象的だった内容について、
2点ほど詳しく紹介していきたいと思います。

著者は、
”うまくいかない人生は、自分のせいなんだ、自分が悪いんだ、
という考え方は、あなたを救わない”
と述べています。
この考え方は、多くの人の悩みを楽にしてくれると思いました。

自分を変えるのではなく、ノウハウや工夫で乗り切っていく。
今の自分のまま、生活術を発達させていく方が、
楽に生きられるようになるし、
明るい人生になっていくのではないでしょうか。

もう一つ印象的だったのが、
【「頑張る」は惰性、「休む」は意思の賜物】
という言葉です。

「何年後かに成長するために、今頑張る」
「死ぬ気で頑張る」
そんな考え方が褒められることが多いですが、
休むことを褒めてくれる人はあまりいないですよね。

けれど、何年後かの心配より、1年以内の自殺リスクの方がよっぽど怖い。
いついかなるときでも、休むという判断は正しい、と著者は述べています。

JoBridge飯田橋に通っている方にも、
休むことが苦手な方が多くいらっしゃるように感じます。
休日にたくさん寝てしまう自分はだらしないと言ったり、
予定をキャンセルして休む自分を弱いと言ったり。

強い意志をもって、休むことも大切だといつも伝えるようにしていますが、
本を読んでより一層、休息を進めていきたいと感じました。

当たり前のことがうまくやれない、
人生がうまくいっていない、
そんな悩みがある人にぜひ読んでもらえたらと思います。

JoBridge飯田橋でも、
自分らしく、楽に生きていくために、
乗り越え方を一緒に考えられたらと思っています。

 


 動いた分、新しい自分になる!

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