Jobridge飯田橋の内田です。
当施設利用して約1年の30代男性が医療系企業に就職決定し、
マーケティング職として昨日から出社しております。
社員としての経験はなくアルバイトを約10年続けてきましたが、
このままではいけないとJobridge飯田橋に通所されました。
スタッフのアドバイスをしっかりと受け止めるだけでなく、
自分で考え、ときには質問したりして自分のものにしていきました。
その結果、通所開始してから一度も休まず一度も遅刻をしませんでした。
当然ながらスタッフはプログラムを提供するだけではダメで、利用者が主体性をもって活動するようにならないと存在価値がないと思っています。
日々利用者とのやりとりで私どもは新しい学びや気づきがあり、共に成長をさせて頂いたております。
企業の障害者雇用は毎年増加し推進されておりますが、まだまだ企業の受け入れ体制や仕事を切り出すものばかりで、結果就労定着があまりよろしくありません。(入社1年で約半分が退職している)
障害者のための仕事を作ってしまうのか、人としての仕事を共に取り組んでもらうのか、各社、障害者雇用において採用方針が分かれるようになってきたのは一歩一歩ですが前進していると実感しています。
「人としての仕事を共に取り組んでもらう」採用取り組みをしている企業は仕事の棚卸をして社員の業務内容を見直して結果、業務の生産性が向上して社員一人一人の残業時間が短くなり働き方改革につながっています。
今回就職された方はオープンでなくクローズで就活に挑みました。それぞれをメリットとデメリットをプログラムでお伝えした上で本人が決めるのですが、最初からクローズで進めました。仕事していないブランクが1年近くあるのでその説明をどうするかが、一番大変でした。
各社への応募はJoBridge飯田橋(クローズでも紹介先はあります)、ハローワーク、求人サイト、人材紹介を活用しました。それぞれのメリットとデメリットを整理して上手に活用していたことは本当にすばらしかったです。
そして何よりも自分の現状をよく理解した上で就活をしていたので、採用ステップが進まなかっても常にポジティブにとらえ次へ次への取り組んでいた姿に他の利用者は勇気をもらったようです。
就職は新しい環境で新しい人たちとゼロから関係を構築するので大変だとは思いますが社会で必要な人材と感じれるようになれば、私たちはこの上ない喜びです。
動いた分、新しい自分になる!
JoBridge飯田橋