『 粘り強く!粘り強く!』
JoBridge飯田橋の渡部です。
昨年の年末、就職活動を開始したAさん
以前、ブログを書かせてもらったのですが、
Aさんのやりたい職種は特殊なソフトを使用する
もので、ハローワークやエージェントの求人にも
ほとんど出てこないものでした。
Aさんは、どうしてもその職種に就きたくて
ある行動にでました。
それは、インターネットでその特殊なキーワード
を検索して企業を探したのです。
そして、片っ端から企業へ問い合わせをして
「障害者雇用をして頂けないでしょうか?」と
聞きまくった!
ほとんどの企業に冷たくあしらわれ、
中には返答もくれない企業もありました。
それでも、Aさんは諦めませんでした!
そして、3ヵ月が経ち、問い合わせした企業は
なんと!【120社!】
精神的にもボロボロになっていたAさん
そんなある日、HPからエントリーした企業から
連絡があり「一度、面接に来てください」と
早速、私も同行して面接に行きました。
Aさんの特性は初対面の人の顔を見ることが
苦手で、相手の言うことを理解してはいるものの
上手く返答ができないものでした。
面接慣れもしていないAさんは、必死に面接を
しました。
JoBridge飯田橋で行った模擬面接トレーニング
の成果をここぞとばかりに発揮し、
面接官に
「あなたは意欲的な興味がある人ですね。」と
言わせることができました。
そして、1次面接を見事、通過し、2次面接も
今度は一人で面接に行きました。
その結果、Aさんはその企業から内定をもらう
ことができました。
Aさんは大学時代も就職活動をしていましたが、
就職課を使用しても面接までたどり着いたことは
一度もありませんでした。
JoBridge飯田橋に来たときは、落ち着きもなく
人の話も聞けない状態でした。
しかし、心理プログラム等で、コミュニケーション
能力、疾病理解、自己表現力などを身に付けて
いきました。
しかし、障害特性が邪魔をして、職場実習に
行っても輪を乱してしまったり、勝手な行動を
取ってしまい周りに迷惑をかけていました。
その度にフィードバックを行いました。
何度も何度も障害特性を理解し配慮事項を
考えて、行きました。
とても根気のいる作業の連続でした。
しかし、彼の就職への意欲は止まることは
ありませんでした。
その執念の行動こそが、今回の内定をもらえる
ことになったのだ、と私は思いました。
彼は言いました。
「自分の後に続く障害を持った人たちの先駆者
として自分がちゃんと就職して働けることを
証明したい!」と
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
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