『 相互協力プログラム 』
JoBridge飯田橋 原です。
恒例の「実践トレーニング」というプログラムを実施しま
した。実践トレーニングとは、利用者数名のチームが自ら
考えた企画を他の人に提供するというJoBridge飯田橋の伝
統的プログラムです。
チームメンバーとの合意形成や役割分担を通じて、
より高度で実際的なコミュニケーションを経験し、
他者との違いを実感することで自己理解を深めることを
目的としています。
今回は3名(男2・女1)のチームで、事業所内の6名の
利用者さんに対して
「相互協力ゲーム」を提供しました。相互協力ゲームと
は、参加者が互いに協力し合って問題を解いていくタイプ
のゲームです。
今回は、それぞれが持っているバラバラの情報を
互いに共有しあうことで謎が解けるゲームでした。
何と、ゲームの内容はすべてチームが一から
考えたオリジナルでした!(これはスゴイ!!)
緊張気味に始まりましたが、3名のチームワークが良く、
とても和やかに明るい雰囲気で進行していきました。
途中、グダグダになりかけた瞬間もありましたが、
見事に乗り切って、タイムスケジュール通りに終わりま
した(これも結構スゴイ…)
終了時アンケートでも、みんなから高評価をいただきまし
た。
チームの中には、準備の段階で
「もう、やりたくない。うまく協力できない」と
涙を流すメンバーもいましたが、
他メンバーの温かい励ましで持ち直しました。
そして、終わった後のふり返りでは
「やって良かった。とても勉強になった。
また機会があったらやってみたい」と
逞しいコメントを残していました。
普段のプログラムは受け身のものが多くなりますが、
この実践トレーニングでは全て主体的に行動せざるを
得ません。
この状況がチームにプレッシャーや葛藤を呼ぶのですが、
この時こそがこれまでのコミュニケーション・トレーニン
グ(アサーション、アンガーマネジメントなど)の成果を
発揮する絶好の機会なのです。
JoBridge飯田橋では、実習や就活の前にこのプログラムを
経験します。どの卒業生もこれを経験することで一皮剥けていきました。
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~