JoBridge飯田橋 スタッフの原です。
ドラマの話ですが、ひと昔前に北川景子さん主演の
「家売るオンナの逆襲」という番組がありました。
北川さん演じる伝説の不動産営業ウーマンが、
毎回いろいろな事情を抱えた買主に、やや難ありの中古住宅
(元関取の家なので全ての造りが大きすぎる、
間口が極端に狭いなど)を見事な営業トークで売るという
ストーリーです。
この営業トークが素晴らしいのは、
買主の抱えた事情がその家で暮らすことで
解決するという提案になっている点です。
その提案はかなり大胆で若干こじつけた感もありますが、
そこはドラマなのでご容赦いただくとして、
私が注目したいのは買主の事情と家をストーリーで
結びつけるという点です。
例えば、孤独が怖くてネットカフェに
いりびたる老婦人には、ネットカフェの物件と
営業権をまるまる売って、
「このネットカフェがあなたの家です。
ここであなたはたくさんの人を迎え、
彼らの家となるのです。
これであなたはもう孤独を恐れる必要はありません」
という具合です。
毎回、「ほう、そう来たか!」と感心しながら観ていますが、
求人応募の志望動機も同じように
ストーリーが必要だと思っています。
求人内容と応募者の経験、
資格に何の関連もない場合でも、
そのキャリアのどこかには必ずその求人に
繋がる糸があると思うのです。
例えば、営業職から事務職への転職でも
「契約書や顧客台帳を作成するのが
誰よりも早く正確だった」とか、
小売業からIT業界への転職でも
「もはや売り場はインターネット上にあるので、
リアル店舗の経験をITで活かしたい」などといったものです。
その細い糸に本人のやりがいや目標を加えて、
リアルな人生がイメージできるような
ストーリーを紡ぐのです。
それこそが本当の志望動機ではないでしょうか。
反対に、求人内容と本人の経歴にそれなりの脈絡があっても、
リアルな人生を感じさせるストーリーが見えなければ、
印象的な志望動機にはならないと思います。
障害者枠の求人は、過去の経歴よりも
現在の心身の健康を重視する傾向が強いと感じます。
その会社で働くモチベーションを納得のいく
ストーリーで語れることは、
心の健康の証明となるのではないでしょうか。
動いた分、新しい自分になる!
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