JoBridge飯田橋の内田です。
利用者さん4人による企画・運営で
「カラフル ティーパーティー」が開催されました。
これは、参加者同士がお茶を飲みながら、
テーマについて気軽に語り合う催しです
(ダイアログ手法の一つである、ワールドカフェに似た内容)。
タイトルの「カラフル」には、多様な価値観や考え方が
あることを歓迎しようという意味が込められており、
企画した4人の満場一致で決まったものです。
とても素敵なコンセプトだと思います。
参加者は12人で、隣駅にある他の就労移行支援事業所の方々や、
体験利用者の方々など、JoBridgeのメンバー以外の方を
交えて実施することができました。
テーマは
①うれしかったこと、
②好きな行動でした。
1テーブル4人で20分ほど話し、終わったら席替えをして、
また違うメンバーで別のテーマについて話します。
テーマが漠然としているので、
話題はテーブルごとにいろいろな方向に飛んでいきました。
また、参加者の多くはコミュニケーションに苦手意識をもっているため、
話の糸口を見つけられなかったり、話が途切れたりすることもありますが、
それもトレーニングの一環です。
知らない人と同じテーブルを囲んで、
自分の考えを話す事や、相手の話を共感的に聞くこと、
それ自体が目的です。短い時間でも気持ちが通じたり、
逆に自分の話が伝わらなかったりする、
そういう小さな瞬間を重ねることで、コミュニケーションとは
何かを体得していけると思います。
そして、より高度なトレーニングになったのが、
企画・運営した4人のメンバーです。
実施に至るまで、1回2時間×12回で、約24時間を準備に費やしました。
当日、何を実施するかというアイデア出しから始まり、
準備スケジュール、当日の流れ、集客のためのポスター作り、
司会進行のセリフなど、全てを4人で話し合って決めました。
メンバーそれぞれに特性があり、話の整理が苦手な人、
言いたいことが言えない人、先を予測するのが苦手な人など、
様々な個性を互いにサポートしあって準備しました。
当日の進行がもたつく場面もありましたが、
参加者に一生懸命さが伝わったので、
終始和やかな雰囲気が漂っていました。
JoBridgeでは、この一連の準備から実施までを
「実践トレーニング」と呼んでおり、
就職活動前に全ての利用者さんに経験していただきます。
座学やスタッフのフィードバックでは学べない、
貴重な気づきを得られるプログラムです。
実践トレーニングを終えた4人のみなさん、
お疲れさまでした。
4人もそれぞれに個性があって、
カラフルな経験になりましたね。
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
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