JoBridge飯田橋の渡部です。
 
 
 
今日は昨年秋に内定をもらったAさんのお話を
致します。
 
 
 
Aさんは昨年の3月ごろから就職活動をしていました。
途中コロナ禍の緊急事態宣言ということもあり、
数か月間就活ができないときもありました。
 
 
 
就活再開後は、とんとん拍子に職場実習に行き、
書類選考も通り、面接も無事に終わり、内定まで
勝ち取ることができました。
 
 
 
私は大変だったけどこれで就職することができるな、
と思っていた矢先のことでした。
 
 
 
Aさんはその内定を頂いた企業を辞退してしまったのです。
私は何がAさんのことを変えてしまったのかわかりません
でした。
 
 
 
いろいろ話をしても意思を変えないAさん。
確かに発達障害の方は、こだわりや執着心があるのは
分かっていましたが、ここまで頑なに辞退するのは、
初めてでした。
 
 
 
理由を聞いてみると、「スムーズに内定が決まってしまった
ことが何かしっくりこない。自分の納得のいく就活ではない。」
というものでした。


 
 
私は、驚きのあまりその考え方が理解できませんでした。
でもAさんはそれ以上に悶々としていたのです。
なので、Aさんが納得いく就活を一緒にしていこうと思いました。
 
 
 
その中では、なかなか書類選考が通らない時は、一からやり直したり、
面接では面接官から委縮してしまうような酷い言われ方をされたり、
就活は困難を極めていました。
 
 
 
でも、Aさんは諦めませんでした。壁にぶち当たって倒れては
立ち上がりを繰り返し、自分の納得いくまで就活をしていきました。
そして、見事内定を取ることができたのです。
 
 
 
得てして、支援員は就職させたいと思って、その人本人が
納得するやり方で就職させることを忘れてしまいがちです。
本当の意味で就職は、自分の納得いく形でおこなわなければ
ならないと痛感しました。


 
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