『 切り紙の美しさ 』
JoBridge飯田橋 スタッフの原です。
  
  
今日は作業療法の一環で切り紙をしました。
型紙を参考に、折り紙や千代紙を4~8回折り畳み、
バラバラにならないように端を様々な形に切ってから
開くと、複雑できれいな模様の紙ができあがります。
 
 
 
参加者が自分で色や模様を選んで紙を切り、
それぞれのセンスで台紙に
貼り付ければ作品の出来上がりです。
 
 
 
JoBridgeの作業療法には、以下のような目的があります。
・ふだんと違う脳を使う
(感性、手順、繊細な手先の動き)
・作業に集中することで、不安や心配事から距離をとる
・新しい体験、楽しみを知る
 
 
 
昨日も、プログラム開始時には暗い表情をした
調子の悪そうな方がいましたが、切り紙に没頭し、
台紙にカラフルな模様を配置する頃には、
朗らかな笑顔がこぼれていました。
 
 
 
これはスタッフの力ではなく、作業療法
それ自体の効果だと思います。
目の前の作業に没頭し、紙の手触りや、色や
形に触発されて、その人の持つ本来の感性が
呼び起こされます。
 
 
 
紙は細かく切れば細かい模様を成し、カラフルな色
を配置すれば鮮やかな世界を創り出します。
 
 
 
自分の行動が
確実に結果につながるというシンプルな構造は、
自己効力感を呼び起こします。
「今、ここに」集中して感覚を開いていくのは、
マインドフルな状態とも言えます。
 
 
 
最初はめんどくさそうに紙を切っていた方も、
途中から自分の作品にのめりこんでいったようでした。
自宅でも簡単にできますので、
週末のリフレッシュにいかがですか。
涼しげな色合いで季節感を演出し、
額に入れて飾っても素敵ですね。
 
 
 
 
    動いた分、新しい自分になる!
  就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
 ~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
 ~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~