JoBridge飯田橋 スタッフの髙木です。
一段と寒くなりましたがみなさんお元気ですか?
JoBridge飯田橋の「コミュニティー・カフェ」
についてお話をします。
これは、利用者同士が対話の機会を持つことにより、
自己表現や他者理解、コミュニケーションの促進を
目的としたプログラムで、
いわゆるワールドカフェの小型版です。
JoBridgeスタイル コミュニティー・カフェ
◆進め方
①1つのテーブルに4人程度が座る
②「テーマ」について話す(約20分)
③ メンバーの半分がテーブルを移る
④ 同じ「テーマ」について話す(約20分)
◆ルール
① 相手の意見を否定しない
② 自分ばかり話さない
③ 聞き役だけで満足しない
④ 1つのテーブルの話題は1つ
ルール設定にJoBridgeらしさが現れていると思います。
発達障害では、相手の話を聞くのが苦手な方や、
会話のバランスがわからない方がいますし、
気分障害等では、自分から話そうとしない方も多いので、
通常のワールドカフェよりもきっちりと場のルールを
明示しておく必要があります。
多少窮屈に思えるかもしれませんが、
臨機応変な対応が苦手な方にとっては、
こちらの方が居心地が良いようです。
◆今回のテーマ
①JoBridgeで、気づいたこと、できるようになったこと
②働きやすい職場とは
①のテーマでは、人と会話できるようになった、
話すのが怖くなくなったというコミュニケーション力の
向上に関する話が多く出ていました。
他には、障害特性の理解が深まったという話も聞かれました。
なかなか障害受容ができない方もいますが、他の人の障害との
向き合い方を知ることで、自分自身の課題を捉え直す機会と
なってくれたらと願っています。
②のテーマでは、考え込んだり、話が途切れる場面が
多くみられました。
今回の参加者は通所歴6ヶ月以内で、まだ就活をしていない方
ばかりなので、働くことについて考えがまとまっていないようでした。
そのため、給与や勤務時間、福利厚生など、労働条件に関する
希望を言う方が多かったのですが、中には
「障害者の仕事内容や昇進を制限せず、平等な機会を得られる職場」と、
意欲的な意見もありました。
普段から顔を合わせて話していても、
敢えて場を設けられなければ
語られない内容があります。
コミュニティー・カフェは、
そういう特別な話をできる機会として、
今後も時々開催していきたいと思います。
余談ですが、今回はお菓子と紅茶を用意して、
カフェ感を演出したのですが、
「お菓子とお茶があると、いつもより話しやすい」と
言う方もいて、カフェ効果おそるべし!と思いました。
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~