JoBridge飯田橋の渡部です。
 
 
 
先日、就職6か月目の定着面談に行ってきました。
 
 
 
Aさんは、ASDの特性が強く抽象的な指示を与えられると
「どのことなのか?」と思考をフル回転させてしまい
混乱してしまいます。
 
 
 
コミュニケーションも難しく、こだわりも強いので
納得がいかないと動かない性格でした。
 
 
 
そんなAさんが、6か月何も問題もなく仕事ができたのは
なぜか?Jobridge飯田橋での訓練がよかっただけでは
考えられない問題でした。
 
 
 
Jobridge飯田橋を利用しているときは、ASDの特性が
発症してしまうと苦しくなり、胸部痛になり遅刻や
午前休みをとることも多かったAさん。
 
 
 
それが、6か月間、無遅刻無欠席。その企業の
代表者からは「Aさんは職員のモデルケースになる
存在だ!」といわれるほど勤務態度評価されました。
 
 
 
 
Aさんの就労がうまくいっていた陰には、
Aさんを担当してくださった方の努力があったのです。
 
 
 
毎朝、一日の業務スケジュールを立ててくれていて
分からないところは、わかるまで説明してくれる。
 
 
 
日報を作成して、一日の気分・体調、業務内容および
それに関しての自分なりの感想。薬の服薬管理。
食事管理。睡眠管理。
 
 
 
また、医師と話し合った内容の共有化。
支援員と話したことなど事細かにAさんから聞いて
くださっていたのでした。
 
 
 
そして、それを毎回、6か月間していたのです。
Aさんの業務担当者様は、初めての障害者雇用でした。
今回、Aさんがその企業としても初めてのケースでした。
 
 
 
業務担当者様は、そのため、ハローワークや
東京障害者職業センターや就労移行支援事業所に
いろんなことを聞いて勉強していました。
 
 
 
その努力があってこそ、Aさんの就労が成功したのだ
と私は思いました。
 
 
 
そのため、Aさんは障害特性が支障となり就労を諦めたり
病状が悪化したりすることはなかったのです。
 
 
 
それどころか、Aさんは自分から障害が出ないような努力は
していったのです。
 
 
 
まさに合理的配慮による障害者の自立が促された瞬間でした。
 
 
 
難しいことですが、障害者の方を長く働いてもらおうと思えば、
おのずとできることなのかな?と私は思いました。
 
 
 
 動いた分、新しい自分になる!  
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