Jobridge飯田橋の渡部です。
前回、睡眠のメカニズムとして「覚醒」と「睡眠欲求」を
規則正しく繰り返すことにより健康的になると話しました。
今回はさらに細かく見ていきたいと思います。

 
 
睡眠と覚醒を調節するために体内時計は生体機能を総動員します。
例えば、活動する日中には脳の温度を高く保ち、
夜間は体から熱を逃がして脳を冷やします(熱放散)。

 
 
そのため就床前の眠気が強くなる時間帯は、
脳が急速に冷える時間と一致しています。
寝入る前に赤ちゃんの手足がぽっかりしているのは
熱放散をしているためです。

 
 
また同じ頃、体内時計ホルモンであるメラトニンが
分泌を始め入眠を促します。

 
 
これら以外にもさまざまな生体機能が協調しあいながら
ハーモニーを奏でるように質の高い眠りのために作用します。

 
 
朝方になると覚醒作用を持つ副腎皮質ホルモンの分泌が始まります。
また脳の温度が自然に高くなります。
このような準備状態が整って私たちは健やかな目覚めを迎えます。


 
メラトニンは睡眠を促進する作用を持ちますが、
明るい光の下では分泌が停止します。

 
 
静臥して熱放散を促し、メラトニン分泌を妨げないように
消灯をした暗い部屋で休むことは、睡眠をサポートする
生理機能の力を最大限に引き出す上でも大事なことなのです。

 
 

*厚生労働省HPより
  
 
 
眠りのための重要な物質メラトニンは、光とともになくなる。
毎朝、起きたらカーテンを開けて日の光を部屋に取り込むこと
により減少する。そうすると目覚めが良くなる。
 
 
 
そして、メラトニンは約15時間後に分泌を開始する。
つまり、朝7:00に起きたら、その15時間後の22:00に分泌される。
そのため、夜10時に眠くなるのは理にかなっている。
 
 
 
なので、13:00に起きる人は、その15時間後の28時(朝方の4時)
に眠くなる。だから、夜型の生活になり昼夜逆転してしまうのは
当たり前なのである。
 
 
 
だから、昼夜逆転を直したいなら、いやでも朝に部屋の
カーテンを開けて、陽の光を入れることが一番良いのです。
 
 
 
以前も伝えたが睡眠にはいろんな機能が総動員で使われるので
少しでも狂うと大変なことになり、生活習慣病も引き起こす
とされている。
 
 
 
疲れとは、自覚するものだけではない。
人間の機能は体内時計を中心として動いているので、
それを狂わすことをしない方が良いのです。
 
  
 
そのためにも、良質の睡眠を毎日、取るように心がけたい。

 

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