JoBridge飯田橋 内田です。
  
  
以前にもご紹介していますが、JoBridgeでは作業療法を
行っています。作業療法には様々な効果が期待できますが、
JoBridgeで重視しているのは次の3点です。


 
①普段とは違う脳の回路を使う
日常的に行っている家事やルーティン作業、同じような考
え方を繰り返していては、脳の特定に回路しか活性化され
ません。でも、普段やりなれないことをすると、違う回路
が刺激され、脳全体が活性化すると言います。むろん、認
知症予防などにも効果的ですが、考え方の偏りを修正する
のにも有効なようです。
 
 
 
②不安やマイナスの考えから距離をとる
将来へ不安、過去への後悔に苛まれていれば、当然暗い気
持ちになります。しかし、作業療法などで目の前の手作業
に没頭していると、一時的にそういう気持ちから離れるこ
とができるので、心がリセットできます。
 
 
  
③新しい特技や趣味をみつける
作業療法のプログラムで行ったことを家でもやってみて、
いつの間にかハマってしまったという利用者さんが多く
います。一からチャレンジするのは億劫でも、プログラム
で一度手順を覚えれば、自宅でも気軽に始められます。
 
 
 
作業療法は、通所を開始から間もない新人利用者さんを中
心に実施していますが、時には就活に疲れたり、一時的に
落ち込んだ先輩利用者さんにも提供し、功を奏しています。
そのため、多様な作業を提供できるよう、スタッフは日々
リサーチして研究しています。作業療法のプログラムとし
て提供するためには、先にスタッフが試作してみて、作業
の難易度や所要時間を検証する必要があります。
 
 
 
ところが、これがなかなか大変で、2時間かけて試作して
みたものの、必要以上に難しかった、時間内に完成できな
いなどの理由で、プログラムでは使えないと判断すること
もあります。また、原材料費もあまりかけられないので、
いつも100円ショップを物色しては、試作を繰り返して
います。
 
 
 
100円ショップで買った色画用紙、折り紙、などを使って
モビールを試作しました。紙を切ったり、色柄を選んで
組み合わせるのはとても楽しく適度な刺激なのですが、
糊付けが難しくて時間がかかってしまいました。


 
これでは利用者さんが疲れ切ってしまいそうです。また、
100円ショップの色画用紙は薄すぎて、糊付けすると少し
フニャフニャしてしまいます。
 
 
 
そんな訳で、この労力を無にしたくないので、記事にして
しまいました。こうして試作を楽しみながらも苦労を重ね
プログラムに取り組んでおります。
  
 
 
 
 

     
     動いた分、新しい自分になる!
   就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
  ~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
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