こんにちは!
Jobridge飯田橋の佐藤です。

先日プログラムで”アートセラピー”に取り組みました。
今回はアートセラピーに概要及び利用者の様子にお話します。

アートセラピーは描画を通じて行う心理療法です。
ではなぜ、アートが心理療法になるのでしょうか?
私は主に以下2つの理由があると考えています。

①”今”を生きることを実感する
②自己肯定感の向上

①について、
人は体を動かして半強制的に意識を向けられる環境においては、
無心状態を生み出すことができます。
これはマインドフルネスと通ずるところがあります。
しかし、目の前の作品に注意を引きつけるアートセラピーは、
体を静止し目を閉じて無心状態に近づけるマインドフルネスよりも
容易であることがわかります。
これにより、アートを書き終えた後に
「雑念が無く数十分過ごすことができた!」
と私たちは感じることができます。

②について、アートには答えがありません。
点でも線でも自身の手で作り上げたものは1つの作品です。
当然そこには上手、下手という概念はありません。
この作り上げたありのままの作品を自ら受容することではじめて
自分を肯定するステップへ移行することができるのです。
近年流行りの”3行日記”と同じ理屈ですね。

今回はクレヨンと画用紙を用いて利用者に絵を描いてもらいました。
今後やってみたいことや過去に見たキレイな風景など
それぞれが頭の中のイメージを表現していました。
きっとそれらは常に頭の片隅にいる”大切なもの”なのかもしれませんね。

最後は、自分の作品に対してどんな感想を持ったのか、
連想したキーワードを発表してもらいました。
自分では意識していなかった部分について他のメンバーに触れられることで、
改めて自分の潜在的な気持ちに気がついた。
そのようなシーンがいくつか散見されました。
脳のパワーを目の当たりにし、私自身も感銘を受けた瞬間でした。


動いた分、新しい自分になる!

就労移行支援事業所JoBridge飯田橋
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