JoBridge飯田橋の内田です。
 
 
 
対人恐怖症と双極性感情障害で
約20年間引きこもりをしていたAさんは
2年前、Jobridge飯田橋の門を叩いたときは
 
 
 
何も語らず、目も合わせない、返事もしてくれない
何を話したらよいかわからない方でした。
 
 
 
生活もままならないAさん。
昼夜逆転の一日1食しか食べない。
とても就労できる状態ではななった。
 

 
 
家族を亡くし、働かないと
自分が生きていけなくなってしまう状態に
追い込まれ、もう八方塞がりであった。
 
 
 
しかし、Aさんは「働きたい」との思いが
強くあったが一人では無理だったので、
Jobridge飯田橋を利用するになった。
 
 
 
生活訓練で1年間を費やしてしまい、
やっと就活ができるかと思ったら、
コロナの緊急事態宣言で就活ができなくなった。

Aさんは運も見放したかと思われた。
しかし、昨年の夏より実習が少しずつ
できるようになった。
 
 
 
働いたことのないAさんにとって、
すべてが勇気のいることであった。
それは不安と恐怖が表裏一体したものでもあった。
 
 
 
実習をやる度に経験値を積むAさん。
それは、乾いたスポンジに水が染み込むようで
あった。
 
 
 
そして、今年の4月末で、Jobridge飯田橋を
利用して満2年になる。
つまり、利用期限が切れることになる。
  
   
 
Aさんは、最後のラストスパートで今日も
職場体験実習に行っている。
 
 
 

「どうしても働きたい!」その一念が
Aさんの原動力であり、勇気の源であった。
 
 
 
 
私も必ずAさんの就職を達成させるために、
実習が無事に終了することを陰で祈るばかりである。


動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
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