JoBridge飯田橋の内田です。
今週は「音声情報をメモする」という
プログラムについてご紹介いたします。
今回の「音声情報をメモする」ではスタッフが話す、
仮想の電話での会話(伝言)を聞いて、メモを取り、
改めて人に渡す伝言メモを作成するというものです。
過去のプログラムで、電話応対の練習をした参加者の方も
いらっしゃったので、伝言メモをわかりやすく書く練習も
兼ねて行っていました。
![](https://snabi.jp/uploads/blog_article_picture/202206/12/l_21341b23-6a71-4202-8bc4-84845a6a9f69.jpg)
ここでは、内容を正しく聞き取ることのほかに、
誰に宛てた伝言メモか分かるよう、
宛先をメモの最初に書いたり、
重要な項目には色をつけたりして目立たせるなど、
見やすい伝言メモが作れる小技を確認しました。
最初は、短い内容の伝言だったのが、
最後は少し長めの伝言となりました。
しかし、皆さん回数を重ねるごとにポイントを押さえて、
わかりやすく伝言メモを作成できるようになっていました。
仕事をしていると、
業務の指示を口頭で受けることがよくあります。
そのときに、業務を遂行するために内容を理解して、
指示を正確にメモに残すといった行動が求められます。
しかし、障害の特性上、
入り組んだ会話の内容を瞬時に理解をしたり、
人に伝えられるようにまとめたりすることが
苦手な方もいらっしゃいます。
もちろん、このことは就労場面において、
配慮される事項ではありますが、
配慮をお願いするにあたり、
自分が企業に対してどのぐらいの配慮を
求めたら良いのか知るために、
少し辛いですが苦手なことにも
挑戦をする必要があります。
苦手と感じていることを、
落ち着いた環境で改めて確認すること、
また支援者がその様子を見てどう感じたのかという
フィードバックを受けることによって、
より自分の特性が明確になります。
苦手なことに挑戦するのは
気が進まないことかもしれません。
今回の参加者の方の中にも苦手意識を
持っている方もいらっしゃいました。
しかし、果敢に挑戦をしていただき、
プログラムに最後までついてきていらっしゃいました。
このような経験を乗り越えていくと、
就労した際に今よりも少し自分に対して
自信が持てるのではないでしょうか?
動いた分、新しい自分になる!
就労移行支援事業所 JoBridge飯田橋
~うつ病・発達障害など専門の就労移行支援~
~自分らしい生き方、働き方を見つける場所~