Jobridge飯田橋の渡部です。
今日は、ストレスについての続きのお話をしたいと
思います。
前回、ストレス反応は脳から発信される信号で
それは全身に伝わることを話しました。
そのストレスは大きく分けて2つに分類されます。
ひとつは「頑張るストレス」:
主に「体」のストレス反応が強くなります。
例えば、仕事でノルマに追われているようなときに
生じるストレスです。
売り上げ目標を達成しなければいけない営業マンや、
1日のうちに掃除や洗濯、食事の準備など複数の家事を
こなさなければならない主婦などに多いです、
こうした状況にさらされると、アドレナリンなどが
過剰分泌され、絶え間なく大量に分泌されると、
血圧の上昇などさまざまな身体的反応につながります。
もう一つは「我慢するストレス」:
主に「心」のストレス反応が強くなものです。
例えば、満員電車に長時間乗る。嫌な上司と毎日顔を
合わせるといった、何かを耐え忍ぶ状態を継続しなければならない
状況のストレスのことを指します。
現代社会には、人混みや騒音、複雑な人間関係、
インターネットや携帯電話による心理的拘束など、
いくつもの「我慢するストレス」の要因が存在します。
この種のストレスが原因になって、心の病につながり、
慢性的に継続するストレス反応は、本来ならば
われわれを守るための重要な仕組みを暴走させてしまうのです。
それを毒性ストレスといい、この「毒性ストレス」が、
ある日突然豹変し、殺人的な破壊力を持ち始めることがあり、
「キラーストレス」となるのです。
慢性的にストレス反応が起きているこうした状況を、
さらに悪化させる仕組みがあります。
その原因となるのが、私たち人類に備わっている
「記憶力」や「想像力」なのです。
例えば、職場で上司に厳しく叱責されるといった、
大きなストレスにさらされた場合、家に帰って上司が目の前から
いなくなっても、その場面を思い出したりする。
そして、また明日も同じようなことが起こるかもしれないと想像する。
このように、目の前の現実についてではなく、過去や未来について
あれこれ考えを巡らせてしまう状態を
「マインド・ワンダリング(心の迷走)」と呼びます。
その状況を回避したり対処するための方法として
「コーピング」や「マインドフルネス」があります。
今に注意が向かうことで、過去の出来事にとらわれたり、
ありもしない未来の不安にさいなまれたりする
「マインド・ワンダリング(心の迷走)」によって、
ストレスが増幅されることがなくなり、
ストレスホルモンの分泌が抑えられる可能性が指摘されているのです。
Jobridge飯田橋では、「マインドフルネス」をおこない
心のケアもしています。
是非、一度、プログラムを覗いてみてはどうでしょうか?
動いた分、新しい自分になる!
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