JoBridge飯田橋の内田です。

 

9月14日にNPO K-NET! 主催で
重度肢体障害者の 在宅雇用についてセミナーを実施しました。

多くの障害者就労に携わる方々が参加していただき、
有意義な時間を過ごせたと思います。

今回は沖電気工業社の特例子会社である、
沖ワークウエル社の津田代表をお迎えして
重度肢体障害者の在宅雇用についてお話しをしていただきました。

 

OKIワークウェルの概要

(1)社員構成
・全社員数75名のうち障害者63名
・障害者63名のうち重度障害の在宅勤務者43名


(2)特徴
通勤の困難な重度肢体障害者43名が、
自宅でパソコンとネットワークを活用して
ソフトウェア関連の業務をおこなっている。
居住地は首都圏以外に鹿児島、宮崎、香川、大阪、長野、富山、
山形など。

業務時間帯はメールやバーチャルオフィスシステムを使って、
本社メンバーや在宅勤務者間で頻繁に連絡を取り合って仕事を
 進めている。
(3)主な事業内容
・ホームページ制作
・ Webシステム開発
(顧客管理システム、研修管理システムなど)
・総務業務(採用メール処理、残業データ集計、研修申込み受付etc.)
・冊子類の編集、各種デザイン
・「障害者委託訓練eラーニング」(宮崎県などから受託)
・名刺作成(画面作成は在宅勤務者、印刷は事務所社員)

自社開発したソフトウェアで社員をネットワークで結び
地方にいる方々と話をするやりとりはまるで社内にいるような
感じでした。

基本的に通勤ができない重度肢体障害者をIT技術を活用することで
雇用創出し働くことで社会の一員として喜びを感じています。
我々のような就労移行支援事業では支援できませんので、
OKIワークエル社の存在は重度肢体障害者の希望となります。

 

今後の取組としては以下の2点です。
・在宅雇用を始めようとする企業様への導入支援
・特別支援教育連携への挑戦

 

代表の津田氏から発する、温かさ、挑む心、難しさが
伝わってきました。
私たちもやるべきことを愚直に取組んでいきます。

精神障害者・発達障害者のための
就労移行支援事業所
JoBridge飯田橋

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